Close-up 装具—理学療法士が知っておくべきこと
装具製作の流れも知ろう
栄 健一郎
1
Kenichiro SAKAE
1
1適寿リハビリテーション病院
キーワード:
治療用装具
,
補装具
,
制度選択
Keyword:
治療用装具
,
補装具
,
制度選択
pp.1069-1073
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202041
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脳卒中患者の治療用装具は,脳卒中治療ガイドライン20151)において装具を用いた早期歩行が推奨されるなど関心の高い分野の1つである.理学療法士としては「適切な装具が円滑に届き」,より「効果的な理学療法」を提供したいところである.
しかし現実には,装具を取り巻く制度的環境や人的環境が大変複雑であるため,円滑に製作が進行せず,装具が完成するまでのプロセスで苦労している理学療法士は多いのではないだろうか.筆者も装具の地域連携ミーティングを運営するなかでメンバーからさまざまな苦労の声を耳にしている2).
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