第51回 日本リハビリテーション医学会 学術集会 シンポジウム◎社会・環境への対応—活動を支える—
住民のボランティア活動とリハビリテーション専門職のプロボノ活動の協働—地域リハ活動の枠組みの中で介護予防活動を深化できるか
大田 仁史
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1茨城県立健康プラザ
pp.243-245
発行日 2015年4月18日
Published Date 2015/4/18
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はじめに
超高齢社会を迎える中で地域包括ケアシステムの構築が急がれ,自治体はその取り組みに苦慮している.そのシステムの概念は日本病院施設協会の地域リハビリテーション(以下,リハ)の定義と酷似しているので地域リハに取り組んできたものには理解しやすい内容である.双方の概念の中に住民の自助・互助の重要性が読み取れるのであるが,さて具体的な活動となるとどこからどう取り組むのかその指針がいまだ明確ではない.
このような状況の下では,喫緊の課題である介護予防(特に運動領域について)における住民の自助・互助を基軸にしたボランティア活動とリハ専門職である理学療法士,作業療法士のプロボノ活動との協働が重要な役割を果たすのではないかと考えた.
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