第5回 リハビリテーション科専門医会 学術集会/横浜 《パネルディスカッション》リハビリテーションにおけるシステム連携―座長/近藤 和泉・菊地 尚久
リハビリテーションにおけるシステム連携の重要性
菊地 尚久
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1横浜市立大学学術院医学群附属病院リハビリテーション科
pp.396-398
発行日 2011年6月18日
Published Date 2011/6/18
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はじめに
リハビリテーション(以下,リハ)医療において急性期病院から回復期,維持期への病院・施設・地域社会へのシステム連携を行うことは効率よく充実した医療・福祉を提供する上で非常に重要である.
脳卒中に対するリハにおいては,長年にわたり急性期リハの重要性が叫ばれ,また回復期リハ病棟との連携が構築される過程で,以前と比較してシステム連携が進んできた印象を受ける1,2).しかしながら多くの疾患では,急性期リハが十分に施行されているにもかかわらず,回復期,維持期の病院・施設・地域社会にうまく連携できていない状況にあるのが現状である3).
ここではリハ医療において長期的にリハの継続が必要な代表的疾患として脊髄損傷と脳外傷を挙げ,その問題点を中心に概説する.
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