Japanese
English
特集 総合病院におけるリハビリテーション—急性期を中心に
急性期リハビリテーションの重要性
Effect of acute rehabilitation;Acute rehabilitation in general hospital.
藤谷 順子
1
Junko Fujitani
1
1国立国際医療研究センター病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, National Center for Global Health and Medicine Center Hospital
キーワード:
心臓リハビリテーション
,
ICU
,
早期離床
,
急性期リハビリテーション
,
ICU-AW(intensive care unit-aquired weakness)
Keyword:
心臓リハビリテーション
,
ICU
,
早期離床
,
急性期リハビリテーション
,
ICU-AW(intensive care unit-aquired weakness)
pp.923-927
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200015
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はじめに
急性期加療が必要な症例の入る総合病院におけるリハビリテーションの対象は広い.脳卒中や整形外科疾患のみがリハビリテーションの対象である時代は過去のことである,今日,救急医療,心筋梗塞,心不全,肺炎,呼吸不全,集中治療室(intensive care unit;ICU),外科周術期,がん,末梢動脈疾患(peripheral aterial disiease;PAD)などの治療において,リハビリテーションは入院期間の短縮,アウトカムの改善をもたらす重要な手段である.また,高齢化社会に伴い,短期間の入院でも廃用症候群の進行しやすい高齢者の入院が増えていること,もともと要介護状態であるような虚弱な症例が増えていることも,リハビリテーションの早期介入,廃用症候群への迅速な対応を必要とする事態となっている.
本稿では,さまざまな疾患の病態においてリハビリテーションが近年どのような位置づけになっているかをガイドラインを中心に紹介する.
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