病院管理フォーラム 診療情報管理はいま・8
登録業務の重要性と他病院との連携
五十嵐 よしゑ
1
,
細川 治
2
1福井県立病院病歴管理室
2福井県立病院外科
pp.343-345
発行日 1998年4月1日
Published Date 1998/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902384
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はじめに
病歴室を開設して診療録管理を始め,26年が経過しようとしている.この間に社会環境も医療情勢も大きく変化してきた.医療資源の有効利用に対する関心が高まり,病院機能評価を行う第三者機関もスタートした.
これらのことは病歴室業務の再構築も促している.「物」の管理から情報の管理へと業務内容の発展が要求されている.患者側に立った情報を発信することが肝要であり,その一つとして,がん登録,痴呆登録や各種の疾病登録などの登録業務も病歴室の主要な仕事になったと考える.とりわけ規模が大きく,しかも地域がん登録や他医療施設と円滑な連携を有しているがん登録業務について報告を行う.
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