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シンポジウム 言語聴覚士のあるべき姿の再考—小児言語聴覚障害領域
座長記
Preface
山下 夕香里
1
Yukari Yamashita
1
1帝京平成大学健康メディカル学部言語聴覚学科
pp.53-54
発行日 2015年6月15日
Published Date 2015/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.6001200034
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- Abstract 文献概要
第15回の言語聴覚学会では,半田理恵子会長のもとに集まった熱い志を持つ準備委員の皆さんの長期にわたる討議からシンポジウムのテーマが決められた.有資格者の人数も毎年着実に増加し,2万人を超えるという大きな組織になってきた今,言語聴覚士(ST)としてのあるべき姿を再考するテーマは実にタイムリーなものと考えた.
小児領域では,発達,聴覚,構音など個々の障害により解決すべき課題は異なるが,「コミュニケーションがしっかり取れるように支援していくこと」や「子どもの持っている力を最大限伸ばして,子どもが社会の中でしっかり生きていくことを支えること」などはSTに共通して求められるテーマではないだろうか.特に言語聴覚療法を必要とするご本人だけでなく,ご家族や周囲の人々の支えが大切であり,STとしてこれらの方々と密接にかかわりながら支援していく姿勢が求められている.
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