特集 精神疾患への在宅支援
扉
香山 明美
1
1みやぎ心のケアセンター
pp.103
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200537
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2004年に「精神保健福祉の改革ビジョン」が「入院医療中心から地域生活中心へ」を基本指針として示されて以来,統合失調症を中心とする長期入院者の退院促進と地域生活支援の施策が次々に打ち出されてきました。あわせて,薬物療法や心理社会的リハビリテーションの実践も当事者視点も加え発展してきました。その結果,退院促進がある程度進み病床数は減少傾向にあります。
一方,精神疾患の約9割の新規入院患者は1年以内に退院しており,再発・再入院防止が課題として挙げられています。地域で精神障害者が暮らすための支援として,どのような取り組みがあるでしょうか。本特集ではリハビリテーション専門職のかかわりと多職種連携に焦点をあてて,地域での実践を紹介したいと思います。
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