特集 司法領域における触法障害者等への支援
扉
鶴見 隆彦
1
,
香山 明美
2
,
長野 敏宏
3
1湘南医療大学
2東北文化学園大学
3御荘診療所
pp.107
発行日 2019年2月15日
Published Date 2019/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201590
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特集にあたって
2005年(平成17年)に医療観察制度が開始されてから,日本において本格的な司法精神科作業療法がスタートした.この十数年での実績によって,国の施策は徐々に広がっている.
PFI(private finance initiative)方式の刑務所である社会復帰促進センターでのOTの関与につながり,さらに部分的ではあるが一般刑務所でのOTの関与が展開されるようになった.この動きは,OTの関与が触法の精神障害者に限局されていたものが,高齢者や発達障害,軽度の障害者等を含む,全領域の障害者への関与に広がっていったことの軌跡である.
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