特集 回復期リハビリテーションと作業療法
扉
二瓶 太志
1
,
香山 明美
2
,
山本 伸一
3
1ねりま健育会病院
2東北文化学園大学
3日本作業療法士協会
pp.371
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203761
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特集にあたって
回復期リハビリテーション病棟は2000年度に制度化され,2016年度の実績指数導入によりアウトカム評価が求められるようになった.さらには,2020年度に入院条件における発症後期間が削除され,2022年度の重症者割合の引き上げによって,患者の障害像は年々,重症,多様化してきている.現在,回復期リハビリテーション病棟に従事する作業療法士は8,000名を超える一方で,その臨床経験年数については1〜6年目が8割を超えているとの報告もあり,質的基盤の強化や教育の充実が重要課題である.
今回の特集では,回復期リハビリテーション医療において,「作業療法士に期待すること」,「ADL障害」,「上肢機能障害」,「高次脳機能障害」,「先端機器の臨床応用」,「就労支援」といったテーマを取り上げ,臨床の現場でご活躍しているリハビリテーション専門医,作業療法士のトップランナーに実際の症例を交えてご教示いただいた.
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