特集 訪問リハビリテーション再検証
卒後の訪問リハビリテーション教育の再検証
鈴木 修
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1社会医療法人財団慈泉会相澤病院訪問リハビリテーションセンター
pp.40-46
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200523
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はじめに
理学療法士作業療法士養成施設指導ガイドライン1)では,地域理学療法学および地域作業療法学はそれぞれ4単位の教育カリキュラムが示されている。地域リハ,特に訪問リハは単独で業務にあたることが多く,訪問中のトラブルは,その場で主治医の指示に従い対処しなければならない。これには,PT・OT・STとしての専門性はもちろんのこと,利用者のささいな体調変化を見抜くフィジカルアセスメント能力,多職種協働アプローチに欠かせないコミュニケーションスキル,訪問リハにかかわる法令の理解など,さまざまな知識と視点が求められ,養成施設による教育だけで習得は困難である。
本稿では,相澤病院訪問リハビリテーションセンター(以下,当事業所)のスタッフ教育ならび日本訪問リハビリテーション協会(以下,日本訪問リハ協会)が進める人材育成について紹介する。
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