特集 訪問リハビリテーション再検証
養成校における訪問リハビリテーションの教育の現状と課題
大浦 智子
1
1星城大学リハビリテーション学部作業療法学専攻
pp.34-39
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200521
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
医療の発展と専門分化に伴い,あらゆる疾患や障害を有する人(または予測される人)を対象とするリハで必要とされる知識や技術は増える一方である。さらに,地域包括ケアシステム1)を見据え,幅広い視点と知識が求められている。
訪問リハを担うPT・OT・STの養成課程はさまざまである。PT・OTの養成教育は,一般的には3年もしくは4年間の養成期間(専門学校,大学)である。これに対し,STの養成教育は,一般的には2〜4年間の養成期間である。これらには,専門学校,短期大学,4年制大学などの形態がある。このようにPT・OT・STの養成教育の種類は多岐にわたり,教育の現状と課題を一くくりに述べることは難しい。よって,本稿では,4年制OT養成教育に携わる筆者の立場から,現在の取り組みと個人的見解を含めて述べる。
Copyright © 2017, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.