◆特集 経験を学ぶ—臨床作業療法教育をめぐって
養成校の立場から
徳永 千尋
1
1社会医学技術学院
pp.416-419
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
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はじめに
現在まで作業療法養成に関して,30数年その歴史が繰り返されてきている.今までに数回教育内容を検討,改正されてきたが,必要とされる臨床実習の時間的な違い,到達目標の質的なあるいは量的な変化があり,様々な立場で論じられてきた1〜4).殊に大学における4年生教育が開始されてから,既存の作業療法養成に関する臨床実習スタイルがかなり大幅に変化したように感じる.ここではいわゆる専門学校系の養成校に勤務する立場から,筆者が以前,全国私立リハビリテーション学校連絡協議会(以下私立リハ協と略す)の教員研修会で討議した「臨床実習(インターン)における目標」の内容を紹介し,養成校と臨床実習施設の相互に関わる臨床実習をキーワードおよびその際確認しあった事柄を中心に,改めて臨床実習の必要性を探り,今後のあり方について私見を述べることにする.
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