Japanese
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研究
都市部在住脳卒中片麻痺者における生活空間の広狭を判別する要因—在宅にて評価可能なパフォーマンス指標からの検討
Factors determining the size of living space for urban residents with post-stroke hemiplegia:Use of indicators of a performance-assessable home
及川 真人
1
,
久保 晃
2
Makoto Oikawa
1
,
Akira Kubo
2
1医療法人社団輝生会初台リハビリテーション病院
2国際医療福祉大学
キーワード:
脳卒中片麻痺
,
生活空間
,
パフォーマンス評価
Keyword:
脳卒中片麻痺
,
生活空間
,
パフォーマンス評価
pp.814-818
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200508
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要旨 [目的]本研究の目的は,脳卒中片麻痺者の生活空間の広狭を判別する要因を,在宅にて実施可能な評価から明らかにすることである。[対象]対象は,発症後180日以上経過し,当院外来および通所を利用している脳卒中片麻痺者115名とした。[方法]Life-space Assessmentから最大自立範囲が町内・町外の者を広範囲群,未満の者を狭範囲群に分類した。分類した生活空間を従属変数,基本情報およびBerg Balance Scale(BBS),30秒立ち上がりテスト(CS-30)などのパフォーマンス評価を独立変数とし,ロジスティック回帰分析を行った。また,判別因子についてカットオフ値を算出した。[結果]判別因子にBBSとCS-30が選択された。カットオフ値は,BBSが44.5点,CS-30が7.5回であった。[結語]脳卒中片麻痺者の生活空間の広狭は,在宅にて評価可能なBBSとCS-30から判別可能であることが明らかとなった。
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