特集 動作分析と臨床のマッチング
脳卒中片麻痺者の動作分析 上肢運動
藤澤 祐基
1
,
岡島 康友
1
Yuhki FUJISAWA
1
,
Yasutomo OKAJIMA
1
1杏林大学保健学部
キーワード:
脳卒中片麻痺
,
書字動作
,
三次元動作解析
,
巧緻性
,
習熟性
Keyword:
脳卒中片麻痺
,
書字動作
,
三次元動作解析
,
巧緻性
,
習熟性
pp.527-533
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551202665
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Point
●脳卒中片麻痺の上肢リハビリテーションでは,麻痺の重症度の回復と運動パフォーマンスの改善が混同されることが多い
●片麻痺自体に変化がなくともパフォーマンスは改善することができ,その際に着目すべき要素の1つが多関節の自由度を低下させる運動戦略である
●片麻痺手でも速く書くことも遅く書くこともできるが,利き手の片麻痺による書字では,書字速度を低下させ,かつ上肢・手指関節を固定することで自由度を低下させ,個人の一貫した筆跡を再現する
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