Japanese
English
調査報告
当院で開催した運動を中心とした介護予防事業での健康相談の内容とその対応
Contents of the health counseling and supports of exercise class in our hospital.
渡邉 英弘
1
,
藤井 啓介
2
,
後藤 文彦
1
,
西尾 さやか
1
,
金田 紘佳
1
,
井戸 尚則
1
,
岡山 直樹
3
,
長谷川 龍一
4
Hidehiro Watanabe
1
,
Keisuke Fujii
2
,
Fumihiko Goto
1
,
Sayaka Nishio
1
,
Hiroka Kaneda
1
,
Hisanori Ido
1
,
Naoki Okayama
3
,
Ryuichi Hasegawa
4
1東海記念病院リハビリテーション部
2筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻
3東海記念病院整形外科
4中部大学生命健康科学部作業療法学科
キーワード:
高齢者
,
介護予防事業
,
健康相談
,
医療機関
Keyword:
高齢者
,
介護予防事業
,
健康相談
,
医療機関
pp.442-446
発行日 2015年6月15日
Published Date 2015/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003200141
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要旨 介護予防事業には,要介護・要支援状態の予備軍である有疾患・虚弱高齢者も多く参加している。このような健康に不安を抱えた高齢者が事業に安心して参加するためには,医療職による健康相談の実施が有効ではないかと考えた。そこで,東海記念病院(以下,当院)でOT,PT,看護師,医師(以下,医療職)による健康相談を実施しながらの運動教室(「さぼてんクラブ」;以下,本教室)を開催した。そこでの健康相談は,毎回の本教室開始前・休憩中・終了後に受け付け,毎回4名以上の医療職がスタッフとして対応した。本教室開始前には出席を確認しながら,スタッフから体調や生活の変化を聴取し,健康状態の把握に努めた。健康相談の内容は「痛み」(60%),「運動」(21%),「内部疾患」(11%),「整形疾患」(6%),「その他」(2%)であった。健康相談によって高齢者も安心して本教室に参加することができ,高い参加率・満足度に寄与したと思われた。
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