Japanese
English
研究
高齢者に対する二重課題下でのFour Square Step Testによる認知機能と注意機能の評価に関する検討
Assessment of cognitive function and attention function in community-dwelling older adults by using the Four Square Step Test under the dual task condition
都筑 菜生
1
,
神戸 櫻子
1
,
後藤 文彦
2
,
渡邉 英弘
2
,
冨山 直輝
3
,
長谷川 龍一
4
Nao Tuzuki
1
,
Sakurako Kanbe
1
,
Fumihiko Goto
2
,
Hidehiro Watanabe
2
,
Naoki Tomiyama
3
,
Ryuichi Hasegawa
4
1鵜飼リハビリテーション病院
2東海記念病院
3星城大学
4中部大学
キーワード:
高齢者
,
認知機能
,
二重課題
Keyword:
高齢者
,
認知機能
,
二重課題
pp.1337-1343
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202324
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Abstract:Four Square Step Test(FSST)は,十字に置いた杖を決められた順にまたぐ時間を測定する動的バランス検査である.本研究は,地域在住高齢者37名を対象に,①通常のFSSTに加え,二重課題として②計算をさせながら実施するCognitive FSST,③水の入ったコップを手に持たせながら行うManual FSSTの3つの測定を行い,日本語版Montreal Cognitive Assessmentで評価した認知機能と,Trail Making Testで検査した注意機能との関連を検討した.その結果,Cognitive FSSTとManual FSSTは認知機能との間に有意な相関が認められ,認知機能のスクリーニング検査としての有用性が示唆された.さらに,Manual FSSTは注意機能とも有意な相関が認められたため,注意機能のスクリーニング検査としても利用可能と考えられた.
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