Japanese
English
研究
高齢者における日本語版アテネ不眠尺度と動的バランス能力の関連
The association between Athens Insomnia Scale and dynamic balance function in Japanese community-dwelling older adults
神戸 櫻子
1
,
都筑 菜生
1
,
後藤 文彦
2
,
渡邉 英弘
2
,
長谷川 龍一
3
Sakurako Kanbe
1
,
Nao Tsuzuki
1
,
Fumihiko Goto
2
,
Hidehiro Watanabe
2
,
Ryuichi Hasegawa
3
1鵜飼リハビリテーション病院
2東海記念病院
3中部大学健康科学部作業療法学科
キーワード:
アテネ不眠尺度
,
高齢者
,
バランス能力
,
認知機能
Keyword:
アテネ不眠尺度
,
高齢者
,
バランス能力
,
認知機能
pp.462-466
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5003201149
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Abstract:本研究は地域在住高齢者42人を対象にAthens lnsomnia Scale(以下,AIS)で分類した不眠の有無とバランス能力および認知機能の関連について検討した。AISに加え,バランス能力としてFunctional Reach Test(以下,FRT)・Timed Up and Go Test(以下,TUG)・片脚立位を用いて検査を行い,さらに,認知機能検査として日本語版Montreal cognitive assessment(以下,MoCA-J)を用いて評価した。AISのカットオフ値(5/6点)で不眠の疑いのある群(8人)と正常な群(34人)の2群に分け,Mann-Whitney検定を用いて両群の差を検討した。その結果,動的バランス能力検査であるFRTとTUGに加え,MoCA-Jで有意な差が認められた。さらに,二項ロジスティック回帰分析によって,AISが影響を受けるバランスの項目として,TUGが抽出された。
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