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特集 周術期対応ハンドブック—術前準備から術後管理・社会的対応まで
第2章 術前準備と周術期管理
周術期におけるリウマチ性疾患治療薬の使い方
Perioperative Management of Antirheumatic Medication
武内 徹
1
Tohru TAKEUCHI
1
1大阪医科薬科大学内科学Ⅳ,リウマチ膠原病内科
1Division of Rheumatology, Department of Internal Medicine Ⅳ, Osaka Medical and Pharmaceutical University
キーワード:
抗リウマチ薬
,
disease modified antirheumatic drugs
,
免疫抑制剤
,
immunosuppressive drugs
,
周術期
,
perioperative status
Keyword:
抗リウマチ薬
,
disease modified antirheumatic drugs
,
免疫抑制剤
,
immunosuppressive drugs
,
周術期
,
perioperative status
pp.877-882
発行日 2023年3月31日
Published Date 2023/3/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201967
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はじめに
関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)の診療は,治療法の進歩により著しく変化している.特に生物学的製剤やJAK阻害剤などを用いた新たな治療戦略は,疾患活動性を抑制し生活の質を向上させている.しかし,一部の患者では,これらの治療薬に対して抵抗性であったり忍容性が悪かったりするために,治療が制限され関節破壊が進行し外科的な治療介入が必要になる.したがって,周術期におけるRAのマネジメントは今なお重要な課題である.本稿では,整形外科手術の周術期におけるRA治療薬の使い方について,ほかのリウマチ性疾患治療薬も含めて概説する.
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