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入門講座 最近の関節リウマチ治療薬・3
生物学的製剤
Biologic DMARDs
井畑 淳
1
Atsushi Ihata
1
1独立行政法人国立病院機構横浜医療センターリウマチ科
1Department of Rheumatology, National Hospital Organization Yokohama Medical Center
キーワード:
関節リウマチ
,
薬物治療
,
ガイドライン
,
抗リウマチ薬
,
生物学的製剤
Keyword:
関節リウマチ
,
薬物治療
,
ガイドライン
,
抗リウマチ薬
,
生物学的製剤
pp.991-995
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552200765
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はじめに
関節リウマチの治療はメトトレキサート(methotrexate;MTX)の登場により本当の意味で始まり,生物学的製剤の登場により新たなステージに突入した.それでは,これだけもてはやされている生物学的製剤に対し,患者さんたちはどのような印象をもっているだろうか.「よく効くお薬」,「高いお薬」,「怖いお薬」といった捉え方をしていることが多いように思われる.医療従事者においてもリウマチ性疾患を専門としていない場合には大同小異かもしれない.確かに生物学的製剤と呼ばれていても関節リウマチに使用する薬には違いないため,実臨床においてその違いを実感することは少ないかもしれない.これを受けて今回は,関節リウマチにおける生物学的製剤の立ち位置,生物学的製剤の意義について述べてみたい.
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