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特集 腰椎分離症—病態・診断・治療
腰椎分離症に対する科学的根拠に基づいたリハビリテーション
Evidence-based Rehabilitation for Lumbar Spondylolysis
後藤 強
1
Tsuyoshi GOTO
1
1徳島文理大学保健福祉学部理学療法学科
1Department of Physical therapy, Tokushima Bunri University, Tokushima, Japan
キーワード:
腰椎分離症
,
lumbar spondylolysis
,
運動療法
,
therapeutic exercise
,
リハビリテーションプロトコール
,
rehabilitation protocol
Keyword:
腰椎分離症
,
lumbar spondylolysis
,
運動療法
,
therapeutic exercise
,
リハビリテーションプロトコール
,
rehabilitation protocol
pp.57-62
発行日 2021年1月25日
Published Date 2021/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201569
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はじめに
腰椎分離症は,わが国においては約6%にみられる疾患であり6),その原因についてはスポーツ愛好家に多くみられることから疲労骨折の1つと考えられている.近年,腰椎分離症の診断および予後予測にはMRIを使用することで正確な病期を判断することが可能となり,適切な保存療法を行うことで治療の成績は向上している7).しかしながら,保存療法期間中の運動療法においては,いつから,どのような負荷量で行ったらよいのかに関して一定の見解が得られていない.そこで本稿では,(超)初期,進行期および終末期に分類し,研究結果を踏まえてわれわれが推奨するプロトコールについて述べていきたい.
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