Japanese
English
論述
腰椎分離症に対するSegmental Transverse Wiring法
Segmental Transverse Wiring for Lumbar Spondylolysis
山下 弘
1
,
山本 博司
1
,
谷 俊一
1
,
河内 通
1
,
藤田 泰宏
1
,
岡田 正彦
1
,
山口 龍彦
1
,
橋本 伸朗
1
,
野口 政隆
1
Hiromu Yamashita
1
1高知医科大学整形外科学教室
1Department of Orthopaedic Surgery, Kochi Medical School
キーワード:
腰椎分離症
,
lumbar spondylolysis
,
Segmental Transverse Wiring
,
骨移植
,
bone graft
Keyword:
腰椎分離症
,
lumbar spondylolysis
,
Segmental Transverse Wiring
,
骨移植
,
bone graft
pp.1025-1034
発行日 1987年9月25日
Published Date 1987/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408907689
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抄録:過去3年間に当科を訪れた30歳以下の腰椎分離症58例の調査を行った.その結果,成長期のスポーツ活動が大きく関与していることがわかった.X線所見においては,第5腰椎に好発しており,13.8%に椎弓癒合不全(spina bifida occulta)の合併が認められ,先天的要因と後天的要因の両者の関与が考えられる症例もあった.
保存的治療にて効果なく,日常生活に支障をきたしているものに対して,我々はSegmental Transverse Wiring法を行い良好な成績を得ている.本法は分離部に骨移植を行い,両側の横突起基部に通したwireを棘突起下で締結する方法であり,後方構築物を損うことなく,隣接の運動セグメントに障害を与えない理想的な手術法と思われる.本法の手技・適応・結果について詳しく述べる.
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