Japanese
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特集 傍脊柱筋の機能解剖学,姿勢制御と手術アプローチ
第2章 局所解剖と手術アプローチ
頸椎前方の局所解剖と手術手技
Local Anatomy of Cervical Anterior Approach
飛驒 一利
1
Kazutoshi HIDA
1
1札幌麻生脳神経外科病院
1Sapporo Azabu Neurosurgical Hospital
キーワード:
頸椎
,
cervical
,
前方到達法
,
anterior approach
,
手術
,
surgery
Keyword:
頸椎
,
cervical
,
前方到達法
,
anterior approach
,
手術
,
surgery
pp.333-340
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201100
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はじめに
頸椎前方アプローチは頸椎椎間板障害,頸椎症,頸椎後縦靭帯骨化症などの変性疾患のみならず,頸椎外傷,さらに中下位頸椎腹側の脊髄腫瘍,脊髄血管障害において,侵襲が少なく有用な手術手技である.しかしながら,頸椎腹側には気管,食道,総頸動脈,椎骨動脈などの重要な組織があり,不適切な手術操作でこれらを損傷しないような注意が必要となる.
本稿では,特に頸椎前方到達法の手術における解剖の基礎からpitfallまで述べることとする.
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