増刊号 テクニカルエイド—つくる自助具・使える自助具
第2章 疾患・障害別アセスメント—導入における考え方
3 脊髄損傷者の自助具作製・導入時のアセスメントと考え方
一木 愛子
1
Aiko Ichiki
1
1神奈川リハビリテーション病院
pp.695-700
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203858
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はじめに
脊髄損傷者,特に高位の損傷である頸髄損傷者は,上肢や手指機能に障害があり,物をつまんだり,握ったりすることや道具操作が難しい.故に失った機能を補うための何らかの自助具が必要となる.近年さまざまな自助具が市販されてはいるが,頸髄損傷者が使用できる市販品は十分とはいえない.そのため,作業療法士の自助具の作製技術や知識,選定の視点が求められる.
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