プラクティカル・メモ
脊髄損傷者の入浴用自助具
丸山 純子
1
1神奈川県立身体障害者更生指導所
pp.442-443
発行日 1973年6月15日
Published Date 1973/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100648
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脊損者が入浴の際,浴室内での移動は,長坐位でPush-upによって行なう人が多いが,裸で移動するために坐骨部,踵部に褥創をつくりやすい.特に施設内の浴室は家庭の浴室などとちがって,広いため,移動の範囲も広く,たとえば,スポンジマット等を敷きつめるのも,掃除の手間,衛生面などから考えて,機能的ではないと思われる.今までは各人によって工夫されていたようであるが,以下それらを列挙して見る.
1.洗面器の中に臀部あるいは踵を入れてPush-upで移動する.
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