増刊号 テクニカルエイド—つくる自助具・使える自助具
第2章 疾患・障害別アセスメント—導入における考え方
2 脳血管障害へのつくる自助具の導入
石川 哲也
1
Tetsuya Ishikawa
1
1済生会神奈川県病院
pp.691-694
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203857
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はじめに
自助具はクライエントの大切な作業を支援する有用な手段であるが,最近は便利な市販品が充実しているため,作業療法士による「つくる自助具」は減少傾向である1).また「つくる自助具」の欠点は,劣化や破損に対応しにくいことであり,筆者自身も買い替えのできる市販品の推奨派である.このような状況において,本稿では脳血管障害における「つくる自助具」の必要性を整理するとともに,「つくる」きっかけを模索したい.
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