作業療法の器具
自助具
横田 和子
1
1国立身体障害センター作業療法室
pp.50-51
発行日 1967年8月9日
Published Date 1967/8/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100048
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国立身体障害センターのOT室の主眼は,前職業的あるいはADL確立に置かれている。しかしこうした目的は,現実に直面すると種々の理由で壁に突き当らざるをえないので,まだOTプログラムの中の20%を占める程度であるが,十年余のセンターの歴史の中で,生き残っているADL自助具を取り上げてみた。これらは一様に下記の条件を備えている。
1)合目的性
2)単純な構造で,使用,持参にわずらわしさを感じない。
3)周囲の人との共有または受け入れ可能。
4)作り方がやさしく,特別の技術を要しない。
5)極端に奇抜でない。
6)材料が安価,一般的で入手が簡単,など。
以下は,その中で当センター職員のアイデアによる自助具である。
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