講座 自助具知識のupdate・第4回
脳血管障害者支援のための自助具
錠内 広之
1
Hiroyuki Jonai
1
1日本鋼管病院
pp.338-344
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201247
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はじめに
脳血管障害によって機能障害が後遺症として残存した方は,さまざまな生活行為動作で,そのつどちょっとした工夫をして目的動作を実現していることがある.「困難な動作を方法を変えて可能にしていく」これは当事者だからこそ気づくこともあれば,家族や介助者が介護の最中に気づくこともある.われわれOTには,その多くの工夫を自らの臨床経験より知り,それを知識として蓄え,“生活行為困難者”に助言をし,日常生活がより主体的になるように支援していく職務がある.
今回は日ごろの臨床業務において,あまり自助具製作の機会が多くないOTに,少しでも創作意欲が湧くようなアイデアを紹介する.
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