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特集 卒前,卒後の教育をつなぐ
当院における卒後教育の実践—互いに学び続ける仕組み
Practice of postgraduate education: learn from each other
椎木 洋子
1
Yoko Shiinoki
1
1社会医療法人有隣会 東大阪病院
pp.1033-1039
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203504
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Key Questions
Q1:効果的な卒後教育・臨床指導とは?
Q2:教える療法士・教えられる療法士,双方が学べる職場環境とは?
Q3:さまざまな療法士自身のライフイベントを考慮し,学び続けられる環境とは?
はじめに
東大阪病院(以下,当院)は,1951年(昭和26年)の設立当初から「地域社会との共存・共栄」を理念とし,救急医療やリハで地域住民の生活を支えている.病床数は265床,DPC病棟(2病棟,120床),障害者病棟(60床),回復期リハビリテーション病棟(55床),緩和ケア病棟(30床)がある.リハビリテーション部門は,DPC病棟・障害者病棟・緩和ケア病棟・外来を担当する急性期部門と回復期リハビリテーション部門(以下,院内リハビリ部門),訪問リハを担当する在宅部門の3部門からなる.2009年(平成21年)ごろに30数名ほどだった院内リハビリ部門の療法士は,急性期・回復期ともに365日体制を整えた現在,PT 44名,OT 24名,ST 8名の計76名となっている.
本稿では,東大阪病院院内リハビリ部門での療法士教育を中心に,筆者自身の管理運営の視点も含め,卒前・卒後教育のつながりと実践について述べる.
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