特集 外来看護の新しい取り組み
変わり続ける外来と外来看護の役割
変わり続ける外来と当院の試み
畠中 智代
1
1聖隷浜松病院看護部
pp.696-700
発行日 2000年9月10日
Published Date 2000/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901269
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はじめに
当院での外来の実践を『変わる外来』1)としてまとめ,出版したのが1997年。執筆を手がけ始めてから今日まで早くも5年が経過してしまった。外来婦長から「主任たちが,あの本の内容は古すぎる。改訂版を出させてほしいと言っているが……」と相談があった。今,私の机には看護婦たちからの外来看護事例が届けられ始めている。主任たちは,「今度の本のタイトルを『変わりすぎる外来』にしましょう」と言う。
当院では,昨年(1999年)5月にコンピュータの更新と機能拡大に向けて,ゴールデンウィーク返上で,準備を整えた。システムに慣れ,軌道に乗せる間にも,本年(2000年)1月の新館引越準備もあり,年末年始返上で準備が進められた。診療録のサイズ変更や,保管・出し入れ方法の変更は医事課の守備範囲とはいえ,それに伴う混乱は,診療や看護に多大の影響を及ぼした。外来にとって息つく間もないほど変化,変化の1年であった。そんな状況があったため,「変わりすぎる」という思いになったのであろう。
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