特集 ニッパチ,その後
当院の夜勤体制
中野 トヨ
1
,
星野 ひで他
2
,
水野 精己
3
,
高木 玉尾
4
,
塚田 八重子
5
1国立札幌南病院
2千葉大学附属病院
3豊洲厚生病院
4大垣市立病院
5厚生連篠ノ井病院
pp.405-413
発行日 1980年5月1日
Published Date 1980/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207149
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2人夜勤単位で月10〜11日--国立札幌南病院
当院沿革と役割変遷
当院は昭和18年10月,軍事保護院所管の傷痍軍人療養所として創設され,結核治療に専念して来た.外科療法,化学療法の進歩により結核患者は年々減少の一途をたどり,従来の結核病床の一部を脊髄小脳変性症,重症筋無力症等の神経.筋難病,肺癌等の呼吸器系難病及び脳卒中後遺症等の一般慢性疾患患者の医療に転換し政策医療の任務遂行に努力している.昭和54年度における病床数は医療法上501床(結核308床,一般193床)で,一般病床の年度別転換の経過は昭和41年,地域医療需要として一般50床,49年神経・筋難病40床,51年呼吸器系疾患(肺癌等)53床,54年神経・筋難病50床であり,最終拠点としての結核医療と併せて疾病構造の変遷に対応した役割を果たしている.因みに総職員数は215名中,看護婦105名,医師17名,その他93名であり,過去10年間に増員がなされたのは主として看護職員のみである.
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