増刊号 こんなときどうする? 運動器の作業療法ナビ
第3章 運動器の作業療法実践
2 腰部脊柱管狭窄症の作業療法
加藤 美樹
1
,
江西 一成
1
Miki Kato
1
,
Kazunari Enishi
1
1東海記念病院
pp.776-782
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001203058
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はじめに
腰部脊柱管狭窄症(lumbar spinal stenosis:LSS)は中高齢者に好発する疾患であり,高齢化の進む日本でも増加傾向にある疾患である.現在の日本の有病者は約580万人程度と推計されており1),70歳以上では2人に1人は罹患するとされる身近な疾患である.回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟等,臨床の現場でも主疾患,併存疾患としてOTがかかわる機会が増えている.本稿では,LSSの診断基準や評価方法,リハの介入方法の紹介とともに,筆者らが経験した事例を紹介する.
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