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特集 作業療法はロボットとどう向き合っていくか
作業療法士は医療ロボットをどう活用していくか?
How occupational therapists use medical robots?
前田 昂輝
1
Koki Maeda
1
1甲府城南病院
pp.494-499
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202985
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Key Questions
Q1:ロボットをリハで効果的に活用するためにOTが考慮すべきことは何か?
Q2:上肢用ロボットを用いた治療・リハ場面でOTはどのように介入していくのか?
Q3:ロボットと療法士の役割の違いは何か?
はじめに
ロボット療法とは,訓練用ロボットを用いたリハ治療のことを指し,近年,脳卒中後の上肢麻痺に対するロボット療法は,本邦でもエビデンスが高い治療法として確立されてきている.その中で,療法士がロボットを効果的に活用していくためには,ロボットと療法士の役割を明確にし,機器の特性を理解することが重要である.加えて,療法士が患者個々の症状を的確にアセスメントし,ロボットの機能を最大限に活かすための工夫や援助が必要不可欠である.本稿では,客観的な数値による変化を示すのではなく,当院がロボットの役割をどう考え,患者に実践しているのか,実践事例を中心に紹介する.
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