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実践報告
新人作業療法士の教育マニュアル作成の取り組み—大学教員と病院作業療法士の連携の成果
Collaboration to develop documents to educate for new occupational therapists
池内 克馬
1
,
西田 征治
1
,
山口 朗夫
2
,
落合 秀俊
2
Katsuma Ikeuchi
1
,
Seiji Nishida
1
,
Akio Yamaguchi
2
,
Hidetoshi Ochiai
2
1県立広島大学
2三原城町病院
キーワード:
新人教育
,
作業療法士
,
連携
Keyword:
新人教育
,
作業療法士
,
連携
pp.280-285
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202917
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Abstract:卒前教育と一貫した新人OT教育の重要性が高まっている.今回,新人OT教育の質の向上,卒前教育と一貫した新人OT教育を可能にする取り組みとして,大学教員(以下,教員)と病院で勤務するOT(以下,病院OT)が連携し,新人教育の体制および方法に関するマニュアルを作成した.マニュアル作成のための会議の1回当たりの所要時間は2時間程度,頻度は月に2〜3回,合計の回数は8回だった.会議時には,教員あるいは病院OTとしての立場から意見を出し合い,マニュアルを作成した.マニュアルは,教育理念,新人教育の方法とプロセス,ブレインストーミングの内容の分類と要約により作成した到達度チェックシート,新人が身につけるべき知識と技術の図,振り返りシート等から構成された.教員と病院OTの連携により,病院の作業療法部門全体に対する利点が生まれ,マニュアルが運用されはじめた.これは,卒前教育とOT免許取得後の一貫した質の高い教育を実現し得る.
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