Japanese
English
研究
地域行政職の作業療法士の業務内容と求められる能力の探索
A study on the duties and abilities which are required of the occupational therapists in regional administration
池内 克馬
1,2
,
近藤 敏
3
,
藤井 貴絵
4
,
西田 征治
3
,
小林 理英
1
,
松尾 剛
1
Katsuma Ikeuchi
1,2
,
Satoshi Kondo
3
,
Kie Fujii
4
,
Seiji Nishida
3
,
Rie Kobayashi
1
,
Tsuyoshi Matsuo
1
1四国こどもとおとなの医療センター
2岡山医療センター
3県立広島大学
4福山記念病院
キーワード:
地域行政
,
作業療法士
,
業務内容と能力
Keyword:
地域行政
,
作業療法士
,
業務内容と能力
pp.81-87
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200822
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Abstract:地域包括ケアシステムの構築が推進されている中,地域行政に勤務するOT(以下,地域行政OT)はいっそう住民の健康促進に寄与することが期待されている.本研究の目的は,地域行政OTの業務内容を明らかにし,それを基に求められる能力を考察することである.そのために便宜的抽出法にて地域行政OT 6名に対して「対象,目的等を含んだ具体的な業務内容」に関するインタビューを行い,質的帰納的分析法を用いて分析した.その結果,業務内容はOTとしての通常業務と戦略に分類できた.さらに,通常業務は【事業】,【評価】,【教育】,【情報整理】,【相談・支給決定】の5つにカテゴリ化され,戦略は【進出】,【事業の戦略】,【個別への対応】,【連携】,【研究】の5つにカテゴリ化された.各カテゴリから行政職のOTに求められる能力を考察すると,企画力,運営力,プレゼンテーション能力,書類作成能力,創造力,連携力が必要であると考えられた.
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