Japanese
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特集 リハビリテーション医療における新人教育
新人教育はどうあるべきか
How should we develop onboarding?
大西 弘高
1
Hirotaka Onishi
1
1東京大学医学系研究科医学教育国際研究センター医学教育国際協力学
1Department of International Cooperation for Medical Education, International Research Center for Medical Education, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo
キーワード:
新人教育
,
コンピテンシー基盤型教育
,
学習者評価
,
学習する組織
Keyword:
新人教育
,
コンピテンシー基盤型教育
,
学習者評価
,
学習する組織
pp.533-539
発行日 2021年6月10日
Published Date 2021/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202238
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制度について
医師の臨床研修制度は1946年に実地修練制度(いわゆるインターン制度)として創設された.1968年に実地修練制度は廃止され,代わって2年以上の臨床研修が努力規定として創設され,2004年より必修化された.これは,卒前教育を終え,医師免許を取得したとしても,診療に従事するために十分な臨床能力を身に付けているとはいえない現状を踏まえたものとなっている1).
歯科医師においては,1987年に歯科大学・歯学部附属病院で卒後1年間の臨床研修が開始された.2000年には医療法の改正により,診療に従事しようとする歯科医師は1年以上臨床研修を受けなければならないとされ,2006年から必修化された2).
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