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特集 リハビリテーション専門職種の資格と教育
理学療法士・作業療法士養成の現状・問題点と4年制大学での教育計画
Physical and Occupational Therapy Curriculum in Hiroshima University from the View of Present Situations and Problems.
畑野 栄治
1
,
梶原 博毅
2
Eiji Hatano
1
,
Hiroki Kajihara
2
1広島大学医学部整形外科学教室
2広島大学医療技術短期大学準備室
1Department of Orthopaedic Surgery, Hiroshima University School of Medicine
2Hiroshima University School of Medicine
キーワード:
理学療法士
,
作業療法士
,
教育
,
大学
Keyword:
理学療法士
,
作業療法士
,
教育
,
大学
pp.579-582
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107110
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はじめに
昭和45年にすでに,医療関係者審議会理学療法士(以下,PT)・作業療法士(以下,OT)部会が厚生・文部省の両大臣に「理学療法士・作業療法士の教育は4年によることが望ましい」と進言している.また,昭和52年には日本学術会議が,「リハビリテーションに関する教育・研究体制について」の中で,学校教育法(文部省)に基づくPT・OTのための4年制大学の設置を勧告している.PT・OTの長年の悲願であった4年制大学が,ここ広島大学医学部で理学療法学専攻・作業療法学専攻として本年度よりスタートした.4年後には,各界からの注目を浴びながら多くのPT・OT学士が誕生することであろう.看護学の4年制の大学は私立を含めてすでに全国に11校もあり,しかも大学院の博士課程まであることを考えると,むしろ遅すぎたというのが実感である.大学制度化へ向けてのPT・OT協会の方々の長年にわたる尽力があったらばこそと,まずそのご苦労に敬意を表したい.
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