連載 目標設定のエビデンス・第1回【新連載】
目標設定とそのエビデンス
友利 幸之介
1
,
大野 勘太
1
,
澤田 辰徳
1
,
沖田 勇帆
2
Kounosuke Tomori
1
,
Kanta Ono
1
,
Tatsunori Sawada
1
,
Yuho Okita
2
1東京工科大学,作業療法士
2Occupational therapist, Soaring Health Sports, Wellness & Community Centre
2Occupational therapist, Soaring Health Sports, Wellness & Community Centre
pp.470-474
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202506
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なぜ目標設定なのか?
近年,作業療法において目標設定が重要視されている.その背景には,日本作業療法士協会による生活行為向上マネジメント(Management Tool for Daily Life Performance:MTDLP)の推進や作業療法の定義改定,そして地域包括ケアシステム構築の政策等により,作業療法全体において,①クライエント中心の作業療法,②作業に焦点を当てた実践,③地域移行支援に対する気運の高まりがある.目標設定は,これら①〜③の実践を成功させるための重要なプロセスとして注目されていると考えられる.訓練室内で医療者中心の意思決定に基づく,心身機能面に偏った作業療法を変えていきたいと思う方は,この連載を参考に目標設定のプロセスからご再考いただきたい.
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