Japanese
English
特集 訪問作業療法はこれでいいのか?
精神科訪問看護における作業療法士のかかわりの意義
The significance of occupational therapists' involvement in psychiatric home-visit nursing
浦野 成之
1,2
,
小鳥 美和
2
,
坂田 達郎
2
,
小島 徹也
2
,
森 史弥
2
,
鳥居 勲治
2
Nariyuki Urano
1,2
,
Miwa Kotori
2
,
Tatsuro Sakata
2
,
Tetsuya Kojima
2
,
Fumiya Mori
2
,
Isaji Torii
2
1株式会社メディフェア
2訪問看護ステーション メンタルナース
pp.441-446
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202496
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Key Questions
Q1:地域に必要とされる作業療法の実践とは?
Q2:地域で活躍できる精神科訪問看護と作業療法に向けて何をすべきか?
Q3:精神科訪問看護に必要とされる生活行為向上の視点とは?
はじめに
精神科訪問看護におけるOTの存在意義は,長年培われてきた作業療法の理論,精神科作業療法の知識,方法論を地域にて実践・提供できることにある.まずは,地域で実践できるまで,作業療法,精神科作業療法の発展に貢献してこられた諸先輩方に感謝したい.筆頭筆者も精神科病院にて精神科作業療法の実践に15年以上取り組み,その経験は現在の精神科訪問看護の実践でも大変重要なものとなっている.
当法人の所在する和歌山市でも「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」に向けた協議が実施されている.本人が望む場所で,ニーズに応じた治療が受けられる体制を構築する観点からも,精神科訪問看護を実践する訪問看護ステーションは重要な役割を担っている.
今回,当法人訪問看護ステーションの事業所紹介,事例報告から精神科訪問看護におけるOTのかかわりの意義を考察した.
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