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特集 訪問作業療法はこれでいいのか?
訪問看護ステーションからの作業療法—医療依存度の高い方に対する作業療法士の役割と地域づくりの取り組み
Occupational therapy from home nursing station: Role of home-visit occupational therapists for clients who are highly dependent on medical care, and efforts of community development by occupational therapists
大貫 操
1
Misao Onuki
1
1泉中央南おひさま訪問看護ステーション
pp.436-440
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202495
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Key Questions
Q1:訪問看護ステーションからの訪問作業療法の実際は?
Q2:連携する他職種や対象者はリハをどう捉えているのか?
Q3:地域づくりの取り組みにおける作業療法士の視点は?
はじめに
訪問看護とは「主治医の指示に基づき,保健師,看護師,理学療法士等が,このサービスを必要とする方の生活の場である家庭を訪問し,健康上の問題や生活上の障害のある方々に対して専門的なケアを提供するサービス」と定義1)されている.看護師とリハスタッフが協働する訪問看護ステーション(以下,訪看)では,医療依存度の高い方に対しても,在宅におけるその方らしい生活を支援しやすい.
医療法人ならの杜(以下,当法人)は,呼吸器科,緩和ケアを含む外来,往診のクリニックがあり,施設内にある当訪看の対象疾患は,がん,COPDや特発性肺線維症等の呼吸器疾患,ALS等の難病の対象者が多い.
訪看からの訪問作業療法の事例,対象者や多職種からいただく声を通して,訪問作業療法の役割と意義を考えたい.また,当法人の所在地区で取り組んだ地域づくりについても少し紹介したい.
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