Japanese
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特集 作業療法と地域包括ケア
地域のなじみの公共施設を活用した自助・公助の新たな概念の構築
Construction of a new concept of self-help/public assistance utilizing local public facilities
谷川 良博
1
,
角田 孝行
1
,
宮原 崇
1
,
中村 望実
2
Yoshihiro Tanikawa
1
,
Takayuki Kakuda
1
,
So Miyahara
1
,
Nozomi Nakamura
2
1広島都市学園大学
2戸畑リハビリテーション病院
pp.1283-1288
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202310
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Key Questions
Q1:作業を地域住民のなじみの場所で企画する意味とは?
Q2:地域・住民に新たな発想の企画を提案するには?
Q3:多職種,高齢者,学生等の多世代交流を考える際には?
はじめに
皆さんは子どものころから図書館や美術館等の公共施設を幾度となく利用し,それらに対する思い出や固有のイメージを抱いていることだろう.しかし,「図書館はお茶を飲みながら,わいわい過ごす場所です」と聞くと,にわかに信じられないかもしれない.地域包括ケアシステムの「自助」,「互助」の新たな概念や地域に合った方法1)を構築するうえで,公共施設に抱くイメージも変える時期にきている.本稿では,図書館や公園を中心に,公共施設を新たな多世代・地域住民の交流の場として活用している実践を紹介する.
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