Japanese
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特集 パーキンソン病up-to-date
生活期・終末期における作業療法
Occupational therapy for chronic and terminal phase
高橋 香代子
1
,
軽部 敦子
2
Kayoko Takahashi
1
,
Atsuko Karube
2
1北里大学
2北里大学東病院
pp.966-970
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201829
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Key Questions
Q1:パーキンソン病の生活期・終末期における作業療法の近年の動向は?
Q2:パーキンソン病の生活期・終末期における作業療法の実際は?
Q3:パーキンソン病の生活期・終末期における作業療法の課題は?
近年の動向
近年,作業療法では生活行為向上マネジメント(MTDLP)1)に代表されるように,より作業遂行や生活行為に焦点を当てた介入が時流となってきている2).実際に,医中誌Webで,「作業療法」,「パーキンソン病」の原著論文を検索してみると,過去5年に掲載された論文58本のうち,16本が作業遂行に焦点を当てているものであり,外出動作3)や,裁縫4),日記5)といったなじみの作業に焦点を当てた介入が報告されている.
作業に焦点を当てた作業療法を実施するうえで,重要なステップとして,①「その人らしい」作業の選択,②作業分析,③対象者の評価,④作業フォームの調整,⑤実施内容の確認,が挙げられる(図 1)6).
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