Japanese
English
特集 最期までその方らしく生きることへの支援
障害高齢者における終末期の作業療法
Occupational therapy of end-of-life for disabled elderly
山口 淳子
1
,
橋戸 孝枝
1
,
西澤 賢
1
,
渡辺 浩司
1
,
関本 有華
1
,
小池 沙由里
1
Junko Yamaguchi
1
,
Takae Hashido
1
,
Takashi Nishizawa
1
,
Koji Watanabe
1
,
Yuka Sekimoto
1
,
Sayuri Koike
1
1医療法人社団 慶成会青梅慶友病院
pp.309-314
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200181
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Key Questions
Q1:終末期における障害高齢者の最期の状態は?
Q2:最期の姿から考えられることは?
Q3:終末期の現場から発信するべきことは?
はじめに
日本老年医学会1)は,高齢者の終末期について「病状が不可逆的かつ進行性で,その時代に可能な限りの治療によっても病状の好転や進行の阻止が期待できなくなり,近い将来の死が不可避となった状態」と定義している.一層の高齢化が進むわが国にとっては,高齢者にどう対応するか,そして「死が不可避となった状態」にどう対応するか等は重要な課題といえる.またこのことは,作業療法の分野でも同様であり,高齢者への対応を検討すると同時に,終末期へ対応についても具体的な実践と検証を繰り返さなければならない時期にあると思われる.
本稿では,対象を障害高齢者とした終末期への対応について,その内容と対象者の具体的な状態について述べる.
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