特集 訪問での精神科作業療法
扉
岩根 達郎
1
,
香山 明美
2
,
長野 敏宏
3
1京都府立洛南病院
2東北文化学園大学
3御荘診療所
pp.1233
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001204012
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特集にあたって
本企画は訪問を手段とする精神科作業療法(=精神科訪問作業療法)の特集である.
精神科領域の作業療法士は,以前からその大部分が精神科病院の作業療法室やデイケアに勤務しており,現在もその状況に変化はない.しかしながら,訪問看護ステーション勤務を中心とした,訪問を手段とする作業療法士は相当に増えており,筆者もケア会議等で訪問の作業療法士と顔を合わせる機会が増えている.また,訪問看護ステーション等に勤務する(主たる業務が訪問)作業療法士だけでなく,普段は入院患者さんを対象としているが,週に何件かは訪問をしている(従たる業務,兼務といった形態で訪問をしている)作業療法士も少なくない.従たる業務とまではいかなくとも,退院前訪問等を含め,何らかのかたちで訪問での精神科作業療法を経験したことがあるという作業療法士は多いのではないだろうか.
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