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特集 回復期リハビリテーション病棟の質—ICFに基づいた作業療法
回復期リハビリテーション病棟における心身機能・身体構造の作業療法—脳血管障害を中心に
Occupational therapy for body functions and body structures in Kaifukuki rehabilitation ward
白岡 幸子
1
,
山根 伸吾
1
Sachiko Shiraoka
1
,
Shingo Yamane
1
1西広島リハビリテーション病院
pp.1229-1234
発行日 2018年11月15日
Published Date 2018/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201502
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Key Questions
Q1:作業療法における「心身機能・身体構造」の視点は?
Q2:作業療法の目標に「心身機能・身体構造」をどのように位置づけるか?
Q3:回復期リハビリテーション病棟における「心身機能・身体構造」の治療戦略の考え方は?
はじめに
回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期リハ病棟)には,廃用を予防し,日常生活動作(ADL)能力を高め,在宅復帰を目指すという目的がある1).これらを国際生活機能分類(ICF)における「心身機能・身体構造」,「活動」,「参加」に対応させると,地域・自宅で役割をもって生活するために(参加),ADL動作能力(活動)や,心身機能の向上を図り(心身機能・身体構造),その結果廃用を防ぐ,と考えることができる.本稿では,回復期リハ病棟や訪問リハの経験を通して,回復期リハ病棟における「心身機能・身体構造」の作業療法の考え方について,西広島リハビリテーション病院(以下,当院)の取り組みと実践を交えて述べる.
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