特集 リハビリテーション機器
<随想>
重度障害者の生活と自助具
三沢 了
1
1頸髄損傷者連絡会
pp.154
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102319
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先年,私たちの頸髄損傷者連絡会では,会員の頸損者が自分の生活の中で日常的に使っているもの,または,自分で工夫,考案した自助具,機器類を集めて“われらの機器展”という催しを行ったことがあります.
そこでは原則として,日常的に使用されているもの,あるいは自分で考えたり,作り出したりといった,生活の中で生み出された機器を展示するという姿勢で出品を募りました.そしてそこに展示されたいくつかの品物からは,いかにも出展した人の生活の工夫のあとがしのばれると同時に,自分の生活を少しでも豊かなものにしたいといういきごみのようなものが伝わってきました.
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