視点
作業療法技術の根幹を考える—脳運動プログラムの回復と脳機能の回復
生田 宗博
1
,
鈴木 雄介
1
1湘南医療大学
pp.266-267
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201221
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現代の治療医学は,病状の原因の診断に始まり,原因を除去する外科的手術と,原因を生じている組織の細胞を死滅・排除・機能抑制するのに有効な薬物投与と放射線等の照射を主体として発展しているのではないでしょうか.
一方,リハにおいて作業療法は,作業を用いて応用的動作能力,社会的適応能力の回復を図ります.応用的あるいは社会的適応は,一人の人間において,脳による身体の運動・動作・行動の制御によって,自身と周りを自己の現状に有利に取り計らうこと・行いと考えられます.このように,行う能力をさまざまな作業の仕方で回復させるのが作業療法になると考えられます.
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