特集 拡がる看護研究の未来
看護研究の歩みと展開
現象学的研究における「根幹」と未来
西村 ユミ
1
1首都大学東京健康福祉学部看護学科
pp.521-529
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201694
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看護学における現象学的研究の位置づけ
本特集において,質的研究,とりわけ現象学的研究が看護研究を支える根幹,および看護の独自性の根幹を形づくってきたとことについて紹介してほしい,と依頼を受けた。「根幹」という言葉が,現象学的研究のある側面を言い表わしているのであれば,まずは,いかなる意味で根幹となっているのかを考えてみたい。それは同時に,看護研究における現象学的研究の位置づけについて考えることにもなるだろう。
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