増刊号 上肢・手の機能と作業療法—子どもから大人まで
第2章 上肢・手の実用的機能向上—各手技・手法の考え方と具体的実践
5 —認知神経リハビリテーション:成人—認知神経リハビリテーションにおける上肢および手の機能回復の臨床
本田 慎一郎
1
,
玉木 義規
2
,
日下部 洋平
3
,
内山 将哉
4
Shinichiro Honda
1
,
Yoshinori Tamaki
2
,
Yohei Kusakabe
3
,
Masaya Uchiyama
4
1守山市民病院
2甲南病院
3豊郷病院
4特定非営利活動法人おきえらぶ子どもリハビリサポートセンター
pp.693-697
発行日 2017年7月20日
Published Date 2017/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200985
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はじめに
患者の機能回復を目指す場合,何らかの治療理論に基づいた臨床実践が求められる.筆者らは認知理論に基づいた臨床を実践している.本稿ではまず認知理論の中核である「身体は情報の受容表面である」という観点から上肢と手の機能について説明する.次に臨床に取り入れている「5つの視点」とその実践例の一部を紹介する.
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