Japanese
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増大特集 リハビリテーション医学2007―最近10年の動向とエビデンス
リハビリテーション・アプローチ
認知リハビリテーション
Cognitive rehabilitation.
長岡 正範
1
Masanori Nagaoka
1
1順天堂大学大学院医学研究科リハビリテーション医学
1Department of Rehabilitation Medicine, Post-graduate School, Juntendo University
キーワード:
高次脳機能障害支援モデル事業
,
標準的訓練プログラム
,
神経可塑性
Keyword:
高次脳機能障害支援モデル事業
,
標準的訓練プログラム
,
神経可塑性
pp.1185-1192
発行日 2007年10月10日
Published Date 2007/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101084
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はじめに
認知(認識)cognitionは,知覚・記憶・学習・思考・言語などの知的過程からなり,情動・意思とは別のものであると定義されている1).本稿のテーマである認知リハビリテーション(cognitive rehabilitation)の対象を「器質性脳損傷(脳血管障害,外傷性脳損傷,脳炎,脳腫瘍,低酸素脳症など)により認知機能が損なわれた場合」とすると,損なわれた機能の回復を目指して行われる機能回復認知リハビリテーション(restorative cognitive rehabilitation)と内部的あるいは外部的な補助器具を含む代償的認知リハビリテーション(compensatory cognitive rehabilitation)とに区別される2).
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