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特集 児童発達支援からの挑戦—子どもたちの未来に向けて
切れ目のない支援体制づくり—行政作業療法士としてできること
Creating a seamless support system: What you can do as an administrative occupational therapist
前田 史織
1
Shiori Maeda
1
1長崎県松浦市役所 子育て・こども課
pp.481-483
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200928
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Key Questions
Q1:早期発見,早期療育はどこでできるのか?
Q2:行政作業療法士の仕事・役割とは?
Q3:どのようにしたら切れ目のない支援体制をつくれるか?
はじめに
「先生,来年度異動はないですよね」
年度末,保護者や関係者によくこのような声をかけられる.筆者はそれに対して笑顔で答える.
「私は退職するまでここにいますよ」
また,ある場面では,「先生,今日はここにいましたか.どこにでもいますよね」 それに対しても笑顔で答える.
「次はどこで会うでしょうね.いろんなところにいますよ.嫌でしょうけれど,私とずっとお付き合いしてくださいね」
今でこそこのような会話が自然に,笑顔で交わせるようになった.しかし,筆者がこの地を訪れた13年前は,「作業療法士? 何者?」といった状況であった.本稿を通じ,子どもたちへの切れ目のない支援体制づくりを目指すOTの取り組みを紹介したい.
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